刺身なら切り口が光り輝き、玉ねぎなら涙が出にくく、
トマトもスーッと吸い込まれるように切れます。
(感じ方には個人差はあります。)
(1)最適な刃付け角度
下図は、包丁の断面を表したものです。
左側の黄色線部を拡大したのが右側の図です。
(分かりやすくするため誇張した表現にしています。)
黒い線:一般的な状態です。
・段がついたような鈍角気味の刃付け。
→切った時に抵抗が大きく、食い込みが良くない。
このため、本来の切れ味が発揮出来ていない。
赤い線:やすらぎ工房の本研ぎ
・鈍角の刃付け部分を研ぎ落とした鋭い刃付け。
→切った時に抵抗が小さく、食い込みが良い。
(2)完全刃付け
刃付けするには、研ぎ毛羽(バリ)を無くす必要があります。
研ぎ毛羽は仕上げ砥石で取りますが、目に見えないレベルの
研ぎ毛羽もさらに小さく、無くす事で完全刃付けしています。